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海洋散骨「死んだら、私の骨は海にまいてくれ!」

海洋散骨

「死んだら、私の骨は海にまいてくれ」と言う方は、結構います。

むしろ、そのようなことを言うのは、年配に多いようです。

反対に、自分の親をそのような形にするわけにはいかない。お墓参りもできない。という方も多いようです。

あなたは、どう思いますか?

海洋散骨は、お墓という形式をとらないお骨の収め方の選択肢の一つとして一般的に認知されつつあります。

海洋散骨をした人は有名人にも多い

海洋散骨をした有名人の名前を上げると、

  • ・石原裕次郎 :好きだった湘南の海へ散骨を希望しましたが、許可が下りず、その後一部の遺骨を湘南の海へ散骨されたとのことです。
  • ・勝新太郎 :ハワイ・ワイキキ沖へ散骨されました。
  • ・横山やすし :故人の遺志により、競艇場と厳島神社の大鳥居近くの二ヶ所に船上から遺骨の一部が散骨されました。
  • ・立川談志 :本人の生前の希望で、遺灰はハワイのハナウマ湾など3カ所から撒かれました。
  • ・安岡力也 :ハワイの海に散骨されました。
  • ・いずみたく:本人が海が好きだった相模湾へ散骨されました。
  • ・アインシュタイン :生前の本人の希望で、遺灰は遺族によりデラウィア沖へ散骨されました。
  • ・ガンジー :国葬が行われた後、遺灰は、ヤムナー川とガンジス川と南アフリカの海に撒かれました。

他にもたくさんの有名人が海洋散骨を希望し、実施されています。

その有名人の多くは、生前から海を愛していたり、思想的に海という自然に対して死後の命を返すことを当然と考えている方に多いようです。

ですので、「お墓を継ぐ人がいない」などの墓じまいの手段として海洋散骨を希望するほかにも、「海に眠りたい」という故人の遺志によって海洋散骨を希望することことも当然可能なのです。

実際に海洋散骨で海洋葬を行う方も増えています

「俺が死んだら、骨は故郷の海に撒いてくれ!」
潔いセリフですが、遺骨をお墓に収めるという形式をとらない方法としては、現在では認知度も高く、実際に海洋散骨で海洋葬を行う方も増えています。

しかし、散骨の成り立ちや実施の方法、気を付けることなどを知ったうえで、海洋散骨を希望しても遅くはありません。

そもそも、散骨とは?

細かく砕いた遺骨を、山海に撒き、最終的には自然と融合していく葬送(自然葬)の方法の一つです。 全てのお骨を散骨することも出来ますし、一部だけを散骨する方もいます。

散骨の始まり

現代、かなり認知されている散骨が始まったのは1990年のことです。その始まりは「葬送の自由をすすめる会」が「葬送の自由」を社会にひろめる目的で、当時の安田睦彦会長を中心に1991年に結成され、現在も積極的に活動が行なわれています。

葬送の自由をすすめる会」は、1991年10月5日に、初めて相模灘で散骨を行いました。 それ以来、2014年の時点での散骨実施数は1900回、3300人の散骨を行っているとのことです。(参考:別冊宝島「新しい葬儀の本」2015)

散骨は合法か

散骨に係る法律は以下の2つです。

  • 1)埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。(「墓地、埋葬等に関する法律」(以下、墓埋法と略す) の第4条1項)
  • 2)死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。 (刑法190条)

墓埋法に関しては、散骨は埋蔵(お骨を埋める事)の方法を規定した墓埋法に抵触しないと考えられていましたが、刑法では、散骨のために骨を粉状に砕く行為が損壊に、散骨自体が遺棄にあたるのではないかという懸念もありました。

しかし、「葬送の自由をすすめる会」の安田氏が朝日新聞に投稿し、大きな反響を得た翌月(1990年10月16日)、朝日新聞は、この点に関し、次のような関係省庁の見解を掲載しました。

墓埋法に関して:「墓埋法は散骨のような葬送の方法については想定しておらず、法の対象外で禁じているわけではない」(厚生省生活衛生局)
刑法に関して:「刑法190条の規定は社会的習俗としての宗教的感情などを保護するのが目的だから、葬送のための祭祀(さいし) で節度をもって行われる限り問題ない」(法務省)

このような国の見解により、散骨は刑法に抵触しないということになり、現在でも散骨に対する共通認識となっています。

また、法務省の見解は、「節度をもって行われる限り」なっており、「節度」や「マナー」というあいまいな自主規制に任されているのが現状です。

従って、土地に対する散骨に関しては、住民などとのトラブルになる例もあり、いくつかの自治体で条例が制定されるなど、規制が行われているのが現状です。

また、厚生省では、「トラブルが生じないよう法制度として基準を設けることが望ましい」と報告書をまとめましたが、法制化されているわけではありませんので、良心的な判断で、節度をもって行うことが必要です。

散骨の認知度

2010年に、第一生命経済研究所の小谷みどりさんが行った調査「お墓のゆくえ-継承問題と新しいお墓のあり方-」では、現代人の散骨に対する意識を様々な角度から分析しています。

これによると、下の図に示すように、「自分は遺骨を全部撒いてもらいたい」、「自分は遺骨を一部だけ撒いてもらいたい」を合わせると、散骨を希望する人は28.8%という結果になっています。

散骨に関するアンケート結果

海洋散骨の費用の例は?

海洋散骨に対しては色々な考えを持っている人がいますが、海洋散骨の最大のメリットは、お墓に比べて経費が非常に安価ですむ、という点にあります。

例えば、「よりそうのお葬式」で運営している「シンプルな海洋散骨」なら、低価格で、追加料金も一切不要で依頼することができます。

49,800円が総額費用です。

散骨の海洋については、次の全国8カ所から選ぶことができます。

シンプルな海洋散骨 全国8カ所

なお、「シンプルな海洋散骨」では、遺族の方が船に乗り合わせて自ら散骨を行うという合同散骨も行っています。

その他、「シンプルな海洋散骨」での散骨の流れや詳細については、こちらのページにまとめてありますので、ご覧下さい。


【関連ページ】

海洋葬を希望する旨を家族に伝える方法

自分が亡くなった後に、海洋葬を望む場合、その旨を家族の方にはっきりと伝えておく必要があります。その場合、「死んだら、私の骨は海にまいてくれ!」と単に口頭で伝えるだけではなく、エンディングノートなどを作って、文章で明記することが望ましい方法です。

特に、海洋葬のようにまだ世間の認知度が薄い場合、親戚等の反発が出ないとも限りません。その場合、残された家族が海洋葬を実施することについて、親戚の方から誤解を受けたり、トラブルのもととなることを避ける必要があります。そのために、エンディングノートに本人の直筆でその旨を明記しておくと、後々のトラブルを避けるのに役立ちます。

>>家族に海洋葬を希望することを伝えるエンディングノートの書き方

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