映画「エンディングノート」から、エンディングノートを書く意味とは?

映画「エンディングノート」から、エンディングノートを書く意味とは?

エンディングノートを書いて、人生を有意義に生きる!

「エンディングノート」が世間に知られる大きなきっかけとなったのは、2011年に公開された日本映画「エンディングノート」(砂田麻美監督)ではないでしょうか。この映画の内容は、定年退職後のまもないころに、ガンを宣告された実父の姿を記録した日本製のドキュメンタリー映画です。

この映画では「わたくし、終活に大忙し」というフレーズが有名になりました。

日本映画 エンディングノート

この映画は、人生の最後までガンと向き合って前向きに生きようとする父と家族の姿を、実の娘が撮影して誕生したものです。とても感動的でした。

当時、興行収入1億円を突破した映画ですから見た方もいるかもしれません。

映画「エンディングノート」あらすじ:
2009年、東京。熱血営業マンとして高度経済成長期に会社を支え駆け抜けた「段取り命!」のサラリーマン・砂田知昭。67歳の時、仕事も一段落し40年以上勤めた会社を退職、第二の人生を歩み始めた矢先に、毎年欠かさず受けていた健康診断で胃ガンが発見。すでにステージ4まで進んでいた。残される家族のため、そして人生総括のために最後のプロジェクトとして課したのは「自らの死の段取り」と、その集大成とも言える“エンディングノート”の作成だった・・・

なお、映画のDVDは、2012年5月25日からの発売となっています。

外国映画「17歳のエンディングノート」

続いて、2012年に公開された外国映画、「17歳のエンディングノート」

17歳のエンディングノート

この映画のあらすじは、白血病で余命宣告を受けたテッサの話です。彼女は、17歳になって死期が迫っていることを悟り、残りの人生を精いっぱい生きるために死ぬまでにしてみたい「TO DOリスト」を作る。

テッサは、作成したリストの内容を実行していくのですが、隣に引っ越してきた青年アダムに恋をする。しかし、アダムの出現でテッサの計画が狂い始める…。

恋愛とは、二人の未来が輝くからこそ素晴らしい。
ある日、テッサの父親がアダムに言います。「娘の人生から消えてくれ!」

エンディングノートを書く意味

この映画にもあるように、エンディングノートとは、残された自分の人生をより有意義に生きるために、再度、人生を見直すために書くべきものです。決して残された家族の人たちだけのために書くものではありません。

いわば、残りの人生を意識しはじめた時期に、残された時間を逆算し、その時間の中でできることを再計画するために、エンディングノートを役立たせていきたいものです。

そして、おそらく、残された時間が多いほど、言い換えれば、エンディングノートを書く時期が早いほど、残された人生を有意義に生きることが可能になるのではないでしょうか。

エンディングノートを書くと、残る人生を何倍も有意義に生きることができる!

映画の話だけではなく、エンディングノートを書くと、自分の死を意識せざるを得ません。それが、10年先なのか、20年先なのか、30年先なのか、またはもっと先なのか、それは健康状態や、体力や、究極的には運命ということになると思います。

しかし、あと何年生きられるか?というよりは人生を終えるまで何をしたいのか、その決意をエンディングノートに整理して書き込むのはどうでしょうか?

その際、その目標を達成するために何をすべきなのか、ということを整理をしながら必要なことをエンディングノートに書き留めていけば、残りの人生の可能性も見えてきますし、目標とすべきことも整理されるため、その目標に向かってチャレンジする生活ができるようになります。

エンディングノートの書き方

エンディングノートを書いておくことで、残された家族の方は様々な手続きを円滑に進めることが容易になります。

従って、まず、エンディングノートに書いておくことは、保険や各種の契約等、特に有料のサービスの停止方法(特にID番号、パスワード)や解約しなければならないサービス、希望する延命処置内容や葬儀内容(規模や誰を呼ぶべきか)等のある面事務的なことについて、整理して書いておくことが大切です。

しかも、このような有料のサービスのID番号やパスワード、解約しなければならないサービス等は、今生きているときの生活においても役に立つものですから、自分のためにも早めに整理して書いておくのが賢明です。

また、エンディングノートは、亡くなった後に役立つだけでなく、残された家族にとっては大事な形見にもなりますから、自由に追加すると良いでしょう。

なお、エンディングノートに記載されている全ての項目を書くとなると大変ですので、必要と感じるものや分かることから書き進めるのがおすすめです。

以下に、通常、エンディングノートに書き残すべき内容を列挙しておきます。

自分に関する情報

  • 本籍地
  • 勤務先
  • 学歴や職歴一覧
  • 健康保険証やパスポートの情報や保管場所
  • 住民票コード の内容
  • マイナンバーの内容

資産に関する情報

預貯金等の銀行関係、・カード関係
  • 銀行名、口座番号、ネットバンキング用のIDなど
  • 公共料金などの自動引き落としの情報
  • クレジットカードなどの自動引き落としの情報
資産について
  • 有価証券やその他の金融資産
  • 不動産に関すること
  • 美術品や骨とう品、貴金属などの資産価値があるもの
  • 貸金庫やトランクルームなどの有無 や開け方
  • 貸しているお金や誰に貸しているか、取り立ての方法
借入金やローンについて
  • 借入金があれば、借入先名や返済方法、担保の有無など
  • 借金の保証人や他人のの保証関係
クレジットカード等
  • カード名称やカード番号の一部(全部を明かすとまずい場合は工夫が必要です)
  • 電子マネーやポイントカード
年金について
  • 基礎年金番号、加入した年金の種類など、公的年金に関する内容
  • 企業年金や個人年金などの私的年金に関する内容
保険関係
  • 加入している保険会社名と種類、商品名
  • 保険関係の主な内容

エンディングノートは、年齢や立場によってさまざまな効果を持ちます。

財産を持っている人にとってエンディングノートは、残る家族に遺産相続の争いがないように、自分の気持ちを使えることができます。ただし、エンディングノート自体には、遺言書としての法的な効力はないとのこと。

また、自分が亡くなったら、遺言書をある場所に置いてあるから読むようにとか、遺言書をある人に、又は弁護士等に託してあるから連絡をするようにとか、いろいろな使い方ができます。

さらに、お葬式はこうしてほしいとか、その費用はこの銀行に預けてある貯金を使いなさいとか、貯金通帳の通帳やカードはここにあって、暗証番号を書いたメモはここに隠してあるとか(暗証番号等はエンディングノートに書かないほうがよい)とかの記録を書いておけば、残った家族が困らずに対処することができます。

エンディングノートの例

エンディングノートをダウンロードで入手する方法もありますが・・・

さて、その「エンディングノート」を入手する方法として、無料でダウンロードする方法もあります。しかし、ダウンロード版では、印刷した用紙をホッチキスで止めて使用することになり、表紙もないため、きちんと残しておくのにはちょっと問題があるように思います。

ですので、エンディングノートはやはり、表紙があって、しっかり綴じられたものを入手するのがおすすめです。

無料のエンディングノートを入手する簡単な方法

このような無料の「エンディングノート」としては、葬儀社や葬儀関係のサービス会社が無料で提供しているものを利用するのが、一番容易に、且つ経済的に入手できる方法です。

このページでは、無料の資料請求をすれば、エンディングノートが無料で入手できる3社をご紹介します。

1)「シンプルなお葬式」のエンディングノート
2)「小さなお葬式」のエンディングノート
3)「さがみ典礼」のエンディングノート(あんしんノート)

※いずれも各社のホームページで資料請求(無料)をすれば、郵送等で入手できます。

なお、電話で資料請求をした場合、入手できませんのでご注意を!

>>エンディングノートを無料で送ってくれる葬儀サイトはこちらに

1)「シンプルなお葬式」のエンディングノート

シンプルなお葬式のオリジナルのエンディングノート

「シンプルなお葬式」のホームページから資料請求(無料)を申し込んだ方の全員にもらえるオリジナルの「エンディングノート」です。

以前、シンプルなお葬式では、コクヨ製のノートが使用されていましたが、それは少し小型(B5版)の大きさでした。最近、「シンプルなお葬式」では、ユーザーの声を参考にオリジナルのエンディングノートを作成して、資料請求をした人に提供しています。

実は、私が「シンプルなお葬式」に資料請求をして手に入れたのは、コクヨ製の黄色い表紙のノートでした(このページの一番上の写真のもの)。最近、オリジナルのエンディングノートができたというので、再度、資料請求をすると(一度資料請求をしてエンディングノートをもらったものですから、2度はだめだと思っていましたが)なんの問題もなく、郵送されてきました。

2)「小さなお葬式」のエンディングノート

小さなお葬式の「エンディングノート」無料資料請求で全員もらえます

「小さなお葬式」のホームページから無料資料請求を申し込んだ方全員にもらえる「エンディングノート」大判(A4版)です。こちらのエンディングノートも、手に入れました。

入手方法は>>「小さなお葬式」のホームページ

3)「さがみ典礼」の「あんしんノート」

さがみ典礼のあんしんノート

さがみ典礼では、エンディングノートのことを「あんしんノート」と呼んでいます。この安心ノートは、A4版で大きな字で書くことができます。

結局、私は、無料の資料請求で、4冊のエンディングノートを手に入れましたが、特に、私が、エンディングノートの収集家でも、研究家でもありません。でも、各葬儀社のエンディングノートを手にれると、いろいろ各社の個性が出ていて、面白いものです。

なお、手に入れた4冊のうち、使わない分のエンディングノートは、友人や誰かに、プレゼントする予定です。

そんなわけで、例えば、ご夫婦でエンディングノートが欲しい場合、それぞれ別個に申し込みをすれば手に入りそうです(同じ葬儀社の場合、申し込みの時期を少し違う時にしたほうが良いかもしれません)。

また、ご夫婦のそれぞれが別の葬儀社に資料請求をすれば手に入ります。

なお、上記の3社のうち、どのエンディングノートがおすすめかというと、いずれも内容はよくできていますが、「小さなお葬式」のエンディングノートがいちばん厚手の用紙と表紙で作られているとお伝えしておきます。

エンディングノートの上手な使い方

なお、上記の葬儀社が作成したエンディングノートは、終活用として作られており、必要な事項が定型の形で書き込むようになっています。ですので、情報を整理した形で書き留めておくことができるという利点がありますが、自分の想いや文章をあれこれと書く余地はあまりありません。

ですが、表紙があってしっかりしたものになっていますので、いろいろ文章に書きたいこと等は、他の用紙などに書いて、エンディングノートに挟んだり綴じたりすれば、むしろ自由度の高い使い方ができるものとなります。


【関連記事】

エンディングノートは書けるところや、役に立つところから書く!

エンディングノートのページを開いてまず思うことは、書くことが多くて面倒だということかもしれません。しかし、それは全ページを一挙に見た場合のことで、まずどこでも1ページだけを見ると、エンディングノートに書き残して当然のことだと気づくでしょう。

エンディングノートを書き始めるコツ

エンディングノートを書き始めるコツとしては、完璧に書こうとせず、まず、日常生活で役に立ちそうなところから始めるのが良いでしょう。例えば、「シンプルなお葬式」のエンディングノートで言えば、「気になること」という欄があって、そこには「携帯電話・パソコン」「ペット」「日常生活」という項目があり、「携帯電話・パソコン」には、プロバイダ名、e-mail、もしもの時の希望(自分が何かあったときにパソコンをどうするか)等を書き込む欄があります。

ペットについて

また、「ペット」の項目には、「いつものエサ」「好きなエサ」「嫌いなエサ」等のように、自分が一時的にでもペットの面倒が見れなくなった時に、だれか他の人にペットの世話をしてもらえるように情報を書き込む欄があります。

このように、最初に書いておくべきこと、興味のあること、日常的に役に立つことから書き始めると、容易に始めることができます。

エンディングノートは鉛筆?インク?

また、エンディングノートの場合、鉛筆で書いても差し支えなく、消しゴムで消すようなことがなければ、インクよりも長く消えずに保存しておくことができます。

鉛筆は墨と同様に黒鉛からできており、経年劣化が皆無と言われていますから。ですので、消しゴムで消して書き直すことを前提として、どんどん書いておけばよいと思います。

ボールペンやインクを使うと、長いあいだ残せそうですが、ボールペンやインクは劣化する恐れがあります。また、間違えてはいけないという緊張感があると、かえって書けなくなります。

要は、鉛筆でもなんでも書きやすい筆記具を使って書くのがおすすめで、鉛筆でも構わないということになります。


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