従来は、ペットが亡くなったとき、自分でお墓を作ったり、空いた土地や庭に埋葬するのが一般的でしたが、最近では、ペットは家族と同様という気持ちから、ペットであっても葬儀をしてお見送りをする方が増えてきました。
では、現在、ペットが亡くなったときの葬儀はどのように利用されているのでしょうか?
このサイトでご紹介をしているペット葬儀110番の運営会社であるシェアリングテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市中区)で、全国のペット葬儀に関するデータ3,067件をもとに利用実態を調査した結果が発表されています。
シェアリングテクノロジー株式会社というと、日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開する東証上場企業で、ペット葬儀の利用シェアはNo.1(楽天調べ)となっています。
ですので、ペット葬儀の利用実態の調査結果もかなり信頼性のあるデータになっていると思います。
参考>>ペット葬儀110番
ペット葬儀110番には犬やネコだけでなく、さまざまな動物の葬儀に関する依頼が集まっています。
そこで、まずペット葬儀に寄せられた相談事例をペットの種別に分けて集計を行ったところ、集計対象3067件中、「犬」と「ネコ」の葬儀依頼が全体の約9割を占めたという結果が出ました。そして、残りの1割はうさぎやハムスターなど、さまざまなペット葬儀のご相談となっています。
やはり、ペットの中でも最もポピュラーな「犬」と「ネコ」の葬儀依頼が全体の大部分を占めているという結果が出ています。その他の動物は、以下のグラフに示すように、うさぎ、ハムスター、さらにインコ等の鳥、ネズミ類の他にも、トカゲ・カメ・ヘビまで、葬儀の相談がされていることから、ペットの種類も多様化しているということが分かります。
上記のグラフのなかで、「その他」は、たぬき・猿・金魚・ヤギ等だということです。
また、「その他ねずみ類」は、モルモット・テグーなどを含むということです。
次に、ペット火葬全体の6割以上を占める「犬」の種類についても調査を行った結果、犬種の上位は「ミニチュアダックスフント」「チワワ」などの小型犬の割合が高くなっていることが分かります。これは、言い換えれば、最近の家庭では小型犬に人気が集まっており、ペット葬儀の依頼もこのような小型犬の依頼が多いということが分かります。
また今回の調査で2番目に多かった「チワワ」は、2000年前半にテレビCMをきっかけにして「チワワブーム」が起こりったという実態があり、チワワの平均寿命が15年程度であることから、時を経て現在のペット葬儀の多さに現れていることが分かります。
それにしても、葬儀の相談件数から判断して、ミニチュアダックスが圧倒的に多いことから、ミニチュアダックスの人気が高く、家庭でも多く飼われていることが分かります。
次に、ペット葬儀の依頼者はどのような火葬の形式を選んでいるのでしょうか?
ペット火葬の形式は大きく「合同火葬」と「個別火葬」のふたつに分けられるため、この2形態の火葬に関してご説明をします。
合同火葬は、複数のペットの遺骸をいっしょに火葬する方法です。費用は安く抑えられますが、遺骨の判別が困難になるため、立会いをすることはできません。また、返骨はできず多くは共同墓地への埋葬となります。
個別火葬は、ペットの遺骸を1体ずつ火葬する方法で、費用は高くなりますが、お別れからお骨拾いまで立ち会うこともできます。また、近年ではペットの骨を粉状に粉砕し、自宅や思い出の場所に散骨するという例も増えてきました。
こうした「火葬形式」と火葬後の「遺骨の扱い」について、依頼者の割合を比較すると、以下のようになります。
(火葬形式は2,675件、遺骨扱いは2,726件の事例を対象に集計)
このようなデータ結果から、葬儀費用が高くなっても、73.5%の方が「個別火葬」を希望されています。また71.1%が「返骨」を希望していることからも、費用が高くなっても人間の一般的な葬儀と同じ形式で、ペットを弔いたいという依頼者の心理が見られるようです。
ちなみにペットの弔い方法として、ペット葬儀業者に依頼するほかに、地方自治体へ依頼するという方法もあります。地方自治体にペットの火葬を依頼した場合、主に下記の対応となります。
もちろんこれらの対応はお住いの地方自治体によって異なりますが、火葬を行っている場合でも、そのほとんどは「合同火葬」による対応となっているようです。
こうしたペット愛好家のニーズと地方自治体が行う対応のズレが、近年のペット葬儀市場の拡大の背景にあることが推測されます。
続いて、ペットの個別火葬を希望する方の「火葬場所」について調査結果です。
個別火葬の場合、人間を火葬する時のように「固定の火葬炉(火葬場に備えられている炉)」を使った方法もあります。しかしペットの火葬では、人間より小さいペットが多く、また法規制も緩いため火葬炉を自動車に積み、自宅前など任意の場所で火葬する例も多いです。
この「固定炉」と「火葬車」を比較したのが下図です。
(集計対象1,927件中)
上記の結果では、火葬場所として「火葬車」を希望される方が96.2%と大半を占めています。
このような火葬車での火葬は、「訪問火葬」とも呼ばれています。
この訪問火葬は、専用の訪問火葬車で自宅を訪問して個別に火葬を行う方法です。家族全員で「お見送り」がしやすく、ペットの慣れ親しんだ場所でお別れができるというメリットもあります。
なお、訪問火葬で使用される車「訪問火葬車」は、その外観は普通と変わらないワンボックス車の内部に煙の出ない装置を設けている車です。
このような訪問火葬車で行う火葬は、ご自宅に訪問してご遺体を預かった後、迷惑にならない場所に火葬車を移動して火葬を行った後、ご自宅に伺って返骨することになります。このため、通常は火葬に立会うことはしませんが、近隣の方にも迷惑にならない火葬方法となります。
ペットが亡くなってから葬儀までに、遺骸を保管するポイントをご紹介します。
人間と同様に犬やネコなどにも起こる死後硬直は、季節や温度による差はありますが、死後、約2~3時間で手足、腹部、頭部という順で進むと言われています。
このような死後硬直を前提にすれば、息を引き取ってから時間が経過しないうちに、棺となる箱へ収まりやすい姿勢に整えるとともに、手足を胸へと軽く折り曲げてあげましょう。
ペット用の棺も販売されています。しかしながら、有料の棺を購入しなくても、次のものを準備して棺することも可能です。
遺骸からは体液が出てくる場合もあります。上記の準備をして、箱の底にまず新聞紙やタオルを敷いておきましょう。
遺骸といっしょに金属製品を火葬炉に入れることはできませんので、ペットの首輪など身に着けていた金属製のものは外してあげましょう。
遺骸の状態をなるべく新鮮に保つため、ドライアイスや保冷剤を敷いてからペットの遺骸を棺に入れて下さい。ドライアイスは、遺骸が凍結しないようにバスタオルなどを巻いて使用しましょう。
ペットが好物だったペットフードやお菓子などの好物をティッシュなどにくるみ、棺に入れてあげましょう。また、有毒ガスを発生することがなく、焼却可能なぬいぐるみ等を入れてあげることもできます。
市役所への犬や飼育に届け出が必要な動物の場合、自治体への登録を行っているため30日以内に死亡届を出さなければなりません。その際、犬鑑札と狂犬病予防注射済票も必要となります。なお、これらの届け出は、ネコやうさぎなどは手続きの必要はありません。
ペットの葬儀には、ペットを弔うと同時に、飼い主の気持ちを整えるという役割もあります。つまり、亡くなったペットに感謝を込めて葬儀を行うことで、ペットの死を受け入れることによって、踏ん切りをつけることが可能になります。
ペットロス症候群とは、ペットを失った悲しみから回復できずに、何らかの精神的疾患に悩まされる症状に陥ることです。
ペットロス症候群は、ペットに対する愛情が深いほど症状が重くなるものですが、どこかで自分の気持ちに決着をつける必要があります。そのためにも、亡くなったペットを真心のこもった葬儀で見送ってあげる必要があります。
ペットを火葬にする場合、お骨を綺麗に残すには、他のものと一緒に火葬しないことです。
ペット葬儀に必要な料金は、ペットが亡くなってから、自治体(清掃局、環境衛生局、衛生局など地域によって異なる)に連絡して引き取ってもらう方法(市役所などに電話等で問い合わせをすれば答えてもらえます)と、民間のペット葬儀業者(本サイトでご紹介している「ペット葬儀110番」等)を利用する方法とで異なります。
自治体で火葬をしてもらう場合、相場は数千円~1万円前後ですが、自治体での火葬は、自治体によっては一般廃棄物として焼却されてしまうこともあります。従って、どのような扱いになるのか、自治体に問い合わせをしておきましょう。問い合わせの結果、火葬後の扱いに不満がある場合は、民間業者に依頼することも検討しましょう。
民間業者に依頼する場合、費用相場はペットの種類や大きさ、内容によって変わります。費用の目安として、小動物で1~2万円、猫や小型犬で2~3万円、 中型犬で3~4万円、大型犬で4~6万円程度の相場となっています。
当サイトでご紹介している「ペット葬儀110番」では、相場の最低費用で葬儀(火葬)ができるようになっていますので、参考までに、下記に「ペット葬儀110番」の公式サイトに表示されている一覧を抜粋します。
※「ペット葬儀110番」は、東証上場企業シェアリングテクノロジー株式会社が運営するペット葬儀サービスです。
ペット葬儀110番の公式サイトのTOPページには、↓次のような画像が表示されています。
「ペット葬儀110番」では、葬儀の料金はペットの体重によって異なるもので、最低価格の10,000円で葬儀ができるのは、最も小さなペットの「ハムスターなど(体長10cm未満の小動物)」の場合となります。
猫や犬の場合、最も小型のチワワ・マルチーズ・ポメラニアンの場合でも、最低17、000円が必要になります。セントバーナードのような大型犬になると、最低でも57,000円が必要になります。
しかし、例えば、猫の場合17,000円、小型から中型犬の場合17,000円~34,000円で火葬や埋葬ができることを考えると、決して高くはないように思います。
また、火葬後のお骨がほしい場合は、各プランに3000円~5,000円をプラスすれば、下記ような骨壺・骨袋にお骨を納めてもらえます。
このように「ペット葬儀110番」を利用した葬儀費用は、ペットの体重によって異なるシステムとなっています。下記に、公式サイトに掲載されている「区分(体重)別のサービス料金」一覧を抜粋してありますので、ご参考にしてください。
(満足度は、年間受付件数の98%以上ですから、安心してお願いができます!)
「ペット葬儀110番」では、ペットの体重によって値段が異なります。下の一覧に記載の「お引取り(火葬+埋葬)、個別火葬(お立会いお骨上げ無し・有り)」の詳細は、後述してあります。
「ペット葬儀110番」では、ペットの体重によって値段が異なるため、上記の「▼ペット葬儀110番の区分(体重)別のサービス料金」を参照してください。
(お迎え ⇒ 合同火葬 ⇒ 埋葬)10,000円~57,000円(ペットの体重によって異なる)
(お迎え ⇒ 個別火葬 ⇒ 埋葬)14,000円~60,000円(ペットの体重によって異なる)
(お迎え ⇒ 個別火葬 ⇒ 埋葬)16,000円~62,000円(ペットの体重によって異なる)
火葬車の例(イメージ図)
「ペット葬儀の110番」の各種プランのまとめ | |||
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火葬方法 | 火葬場での合同火葬 | 火葬車での個別火葬 | 火葬車での個別火葬 |
所要時間 | お引取り時間のみ | お引取り時間のみ | 各種火葬時間 ※大きさ、種類によって異なります |
お立会い | お立ち会い無し | お立ち会い無し | お立会いとお骨上げ有り |
埋葬方法 | 当社提携霊園へ埋葬 | 埋葬無し ※ご希望の方は、提携のペット霊園へ埋葬することも可能です。 |
埋葬無し ※ご希望の方は、提携のペット霊園へ埋葬することも可能です。 |
返骨 | ご返骨無し | 骨壷を骨袋に入れて返骨 | 骨壷を骨袋に入れて返骨 |
大切な家族であるペットを亡くされ、どうして良いか分からないときは、まず、ペット葬儀110番に電話をしてみましょう。ペット葬儀110番では、スタッフが24時間365日待機して、ペットの葬儀や火葬等の悩みにアドバイスをしてくれます。
葬儀や火葬等の料金は、火葬プランやペットの体重で決定します。
上記のように電話で相談する際、ペットの体重等の情報に応じて、おおよその見積り金額を教えてもらえますので、その見積もり料金やサービスを考慮して依頼するかどうか検討することができます。
大切なペットの葬儀ですので、ご予算などを踏まえてじっくりと考えて納得のいくプランでペットのお見送りができます。また、見積もり後に不安点や疑問点があったら、ペット葬儀110番のスタッフに問い合わせをして相談することができます。
お引き取りや火葬日に関しては、都合に良い日に決めることができます。また、今すぐ葬儀をお願いしたい場合や、早朝、深夜の火葬にも、相談の上、対応してもらうことができます。
ご自宅又はご指定の場所に、ペット葬儀110番のスタッフがお伺いします。また、葬儀前にもご質問、真摯、丁寧に行わせていただきます。また、葬儀前にもご質問やご不明などのございましたら、お気軽にお申し付けください、とのことです。
葬儀が終了したら、料金を支払って終了となります。
ペット葬儀110番に相談や依頼をご希望の方は、こちらの公式サイトを開いて[お問合せフォーム]に必要事項を記載して送信すれば、「ペット葬儀110番」の担当者から電話をいただくことができます。
ペットの葬儀の相談や依頼はこちらから >> ペット葬儀110番
▼下記は、葬儀ペット110番の公式サイトに掲載されている「お問い合わせフォーム」の見本です。
※ 記載事項は、下記のようにわずかですので、簡単に記入することができます。