ペットの死亡、お葬式・埋葬・散骨

ペットが亡くなったらどうしますか?

ペットが亡くなったらどうしますか

特にペットに関してはお葬式というスタイルが難しい事もあり、お別れのセレモニーのかわりとして、家族全員で出席し散骨を希望される方もいます。

犬や猫等のペットは、寿命が人間よりもはるかに短いため、長い間、ペットをかっている家では、何度かペットの死に遭遇することになります。

インターネットを見ると、「ペットが亡くなったらどうしますか?」という質問がありました。

その質問に、大勢の人が自分の体験を通して答えていました。

その内容を整理すると、次のようになります。

1)犬や猫などのペットは保健センターなどに電話をすると引き取って、火葬してくれます。しかし、火葬したあとのお骨が欲しい場合、保健センターでは応じてくれないので、その場合は、ペット専門の葬儀業者にお願いする必要がある。ただし、有料となります。

うさぎやハムスター等の小型動物の場合は、庭等に埋めても良いでしょう。

2)地元近郊の動物霊園(ペット霊園ともいいます)で火葬をしてもらい、お骨を拾って(動物霊園の担当者が拾うか、依頼者が拾うかは動物霊園によって異なります)家へ持ち帰り、何らかの形でお弔いをします。祭壇を作って49日までお花とお線香を絶やさず行った方もいます。

3)火葬後のお骨は、庭や野原等の土の中にうめる。この時、庭等に骨壺のまま埋める人もいて、小さな手作りのお墓をつくる人もいました。さらに、思い出の海に灰をまいてあげたという人もいました。

4)現在、海洋散骨でペットのお骨を受け付けてくれているところもあります。大型の犬や、海のそばをいつも散歩していた愛犬の場合など、海洋散骨も好ましい葬儀方法だ思います。

日本のペット事情

日本では家で飼っているペットの数が子供の総人口を超えたというデータがあります。しかも、ペットの寿命は人間に比べて短いことから、ペットを亡くす機会は人間の場合よりも多いということになります。

ペットといっても、愛情をこめて接し、一家も同様の存在となっているケースも多いでしょう。ペットを飼っているいるお宅では、ペットが亡くなったとき、どのようしているのでしょうか?

わたしの経験では、家で飼っていた犬が亡くなったとき、近所の山のふもとに先祖からの墓地があったため、その墓地に埋めてやりました。

しかし、そのように自由に墓地が使えるのは、地方の田舎ならではのことですから、特に東京等の都心でペットを埋葬するような土地は持てないのが普通です。

小動物の場合、土に埋めることも可能ですが、中型以上の動物になると、土に埋めるのには、それなりに自由に使用できる土地が必要になります。

また、保健所に依頼した場合、他の動物たちと一緒に焼かれてしまいます。それは、焼却場で物と同じような扱いで焼かれるのですから、飼い主としては、家族の一員として人間並みのお弔いを望むところです。

そうした飼い主の想いから生まれたのがペット葬儀です。

火葬はもちろん、納骨までも人間と同じように扱ってもらうことができるという理由で、ペット葬儀の利用者も多くなっているのが実情です。

ペット葬儀とは? ペット葬儀の流れは?

ペット葬儀とは、ペットを弔うための儀式のことです。

一般的なペット葬儀の流れ

以下は一例ですが、ペットの葬儀を業者に依頼する際の流れを整理すると、

  • 1)業者に連絡し、葬儀のプランを決める
  • 個別に埋葬してもらうのか、集団的に埋葬してもらうか、その他、火葬の立ち会いの有無、返骨の有無などをプランとして選ぶことができます。
  • 2)業者からの迎えが来るまで、自宅等にペットを安置する
  • 葬儀までに日数があく場合、
  • ペットの遺体を家で安置しておく必要がある。このとき、夏場であれば頭とお腹を氷、またはドライアイスなどで冷やしておくことは忘れてはいけない。
  • 3)迎えに来た車にペットを納める
  • 会場で火葬にする場合と火葬車が来る場合があり、火葬車の場合はその場でお別れになる。これらはプランによって異なる。
  • 4)規定日に火葬
  • 火葬の際にはペットの使用していたおもちゃや花などを一緒に入れることができる。ただし、金属製あるいはプラスチック製の物は入れることができません。
  • 5)納骨・永代供養
  • 返骨をしない場合、遺骨は業者の責任によって納骨室で供養される。
  • 返骨がある場合は遺骨を受け取り、その後納骨する場所を決めることになる。
  • 納骨・供養方法が決まらなければ、49日間は預かってくれるという業者もある。

ペット葬儀の費用は?

ペット葬儀を考えてみると、自治体(清掃局、環境衛生局、衛生局など地域によって異なる)に連絡して引き取ってもらう場合と民間のペット葬儀業者を利用する場合の2種類が考えられる。

自治体での火葬の場合、おおよその相場は数千円から1万円前後である。

しかし、自治体での火葬は値段の相場よりも取り扱いのほうに気をつけたいもので、場合によっては一般廃棄物として焼却されてしまうこともある。

ペットの火葬をうたっていてもこういうことはあり得るため、事前にキチンと確認するべきである。

民間業者の場合、その相場はペットの種類や大きさ、葬儀の形式によっても変わる。

そのため一概には言えないが、小動物で1〜2万円、猫や小型犬で2〜3万円、中型犬で3〜4万円、大型犬で4〜6万円程度があることが多い。

こういった民間業者では見積もりを出してくれるところがほとんどであり、依頼をする際には複数の業者に見積もりを出してもらい、比較検討するのがいいだろう。

ペット葬儀のトラブル

ペット葬儀は最近になって新しく始められたサービスであるが、それゆえに法的な整備がまだ上手くできていない。

許認可に関しても特別な手続きを必要とせず、看板を掲げてしまえばそれで成立してしまう。

こういった無法地帯とも言える業界であるため、悪徳業者と飼い主とのトラブルは非常に多く報告されている。

その中でも衝撃的だったのは、2010年にニュースになった動物の遺体の大量遺棄だろう。これは埼玉県で起こった事例であり、火葬の費用を浮かすために引き取った動物をそのまま投棄していたというものである。

ここまでひどい事例はあまりないが、キチンと火葬されているかどうかはよく問題になっている。

こういった事態に巻き込まれないためには、火葬の方法について詳しく確認をしておく必要があり、火葬後にも改めて行程を確認するといい。

ペット葬儀の業者では移動火葬車というものを採用しているところがある。

これは火葬炉を備えた車で自宅まで赴き、その場で火葬にするというもの。

その場でしっかり火葬にしてくれるのなら問題はないが、近隣の住民の迷惑になるからと走りながら火葬を行うというケースがあり、その場合では本当に火葬が行われているかはわからないもの。

このケースの場合、当日に確かめることは極めて難しいものである。

そのため、こういった火葬方法あるいは業者を選ばないというのが安全策であると言える。当日に発覚した場合は断ることも視野にいれるべきであろう。

あとから追加料金を発生させて法外な料金を請求するというケースもあり、業者選びは慎重にならなければいけない。


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